悩みタイトル

テニスやゴルフ、卓球などのスポーツをする際にラケットを振ると肘が痛む
料理や大工作業、運送業など重い荷物や物を持ち上げた際に肘に痛みやしびれが出る
マウスを動かすなどのパソコン作業をしていると肘に痛みやしびれが来る
ペットボトルのふたを開けるまたはドアノブを開けるなど腕を捻る際に痛みが走り動作を行いにくい
ねじやボルトを締める、塗装、肉塊を切る、ハサミを使う際に肘に痛みが走り動作を行いにくい

テニス肘に関する当院の考え

テニス肘は上腕骨外側上顆炎とも呼ばれており、手や腕への繰り返される負担から生じる肘の痛みを特徴とした病気です。テニスに限らず、ゴルフ、バドミントンなどの他のスポーツでも生じます。また、繰り返す動作が多い労働や家事でも発症することがあります。主に30歳台後半から50歳台後半にかけての年齢で生じやすく、人口の1~3%が生涯においてかかるとされます。症状としては手首を反らせる、内側もしくは外側に捻る、手を伸ばすなど手首を使った動作を行った時に肘の外側に痛みが起こるのが大きな特徴とされています。また、日常生活では、物をつかんで持ち上げる、ドアノブを回す、タオルを絞る、キーボードを打つなどの動作をしたときに強い痛みを感じます。症状の現れ方には個人差があり、急に強い痛みが出る場合もありますが、じわじわと痛みが強くなることもあります

テニス肘を放っておくとどうなるのか

テニス肘は筋肉の使い過ぎによるオーバーユースによって起こる症状です。軽症時は手首や肘に負担のかかる動作を行った時のみ痛みを感じますが、重症になってくると中々痛みが引きません。悪化し重症化していくと長時間程度経過しても痛みが引かない他、握力が弱くなってコップを握るのも難しくなったり、肘の曲げ伸ばしが制限されるなど、日常生活に支障が出てきます。また、レントゲン検査では特徴的な異常所見を認められませんが、 いつか治るだろうと1~2 ヶ月放置して慢性化すると、骨の不正像や石灰化像、骨棘(とげのように見える骨)が見られることがあり、治療に難渋することがあります

テニス肘の改善方法

テニス肘の予防には、手を使い過ぎないということが一番ですが肩や腕のストレッチ・筋力トレーニング・肘や腕のサポーターまたはテーピング・患部のアイシング(冷却)または温めを日頃からこまめに行うように心がけていくことが大切です
①肩や腕のストレッチ:ストレッチはテニス肘の予防だけでなく、痛みの緩和にも効果があります。肘をピンと伸ばした状態で手首を曲げ、30秒間静止した後リラックスというストレッチを数回繰り返すと良いです。腕全体や手首をゆっくり回すだけでも効果があります
②患部のアイシングまたは温め:痛みが出始めた急性期は、熱を持っている状態なので、氷などで患部を冷やすと痛みが和らぎます。ただし、痛みが数ヶ月に及び、慢性化してしまった場合にはアイシングは逆効果になるため温めることで痛みが軽くなるので、お風呂で温めるのもオススメです

テニス肘の改善にオススメする当院の施術メニューとは

明るい挨拶

テニス肘は性別に関係なく発症しますが、女性は筋力が弱いことや、家事などで腕を使う動作が多いことから、特に中高年の主婦の方の発症が多く見られます。また、スポーツ(テニスや卓球、バドミントンなど)や日常生活での動き、年齢(30代から50代以降の中高年の女性に多い)などによって筋肉が何度も同じ動作を繰り返し行うことでストレスを受け(腕の使い過ぎ(オーバーユース))、その状態が続くことで腱の付け根の筋肉が炎症を起こすことで発症するケースがほとんどです
その改善のためには使いすぎた筋肉をほぐす必要があります
当院では筋肉を緩める治療として鍼治療とEMSという電気治療を行っています

その施術をうけるとどう楽になるのか

EMSは電気的筋肉刺激装置の略です。インナーマッスル(身体の奥にある関節の位置を正常に保つ筋肉)も鍛えることが出来るため、筋肉に電気刺激を与えることによって体全体の姿勢や関節の位置を安定させます。そのため、筋肉のオーバーユースによるテニス肘の改善・予防に繋げることが出来ます
鍼治療は筋肉や関節の痛みやしびれの改善でよく使われる治療です。鍼には痛みやけいれんが起きている個所を刺激することにより高まっている状態を抑え込む生体機能調整作用、筋肉の疲労を取ることで血液の循環を良くする血行促進作用、生体防御機能を高め免疫機能を活性化させる事故免疫力の向上の3つの作用がありますその作用で筋肉の疲労やしびれを改善していきます

軽減するための施術頻度は

EMSは筋肉の疲労を改善していくための治療になります。痛みの改善のためには少なくても1か月を目安に受けて頂く必要があります。また、鍼治療は関節の痛みやしびれを改善していくものです。施術頻度としてはEMSと同様で1か月は必要になってきます。ぜひ、鍼治療やEMSによる電気治療でテニス肘を改善していきましょう