悩みタイトル

皮膚症状が治った後も痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)があり、持続性の痛みや疼くような痛み、そして軽く触れただけでも痛むアロディニアが起こることもあります。

帯状疱疹発症初期に鼻の周囲に皮膚症状があった場合には、高頻度で目の症状を伴い、角膜炎や結膜炎、ぶどう膜炎などがみられることがあります。症状が重い場合は、視力低下や失明に至ることもあります。

顔面神経麻痺と耳の帯状疱疹を特徴とする「ラムゼイ・ハント症候群」と呼ばれる合併症が引き起こされると、めまいや耳鳴り、難聴などを生じることがあります。

帯状疱疹後に対する当院の考え

帯状疱疹の原因は、水ぼうそうと同じウィルスである水痘・帯状疱疹ウイルスです。
初めて感染した際には水ぼうそうとして症状が現れ、その後もウイルスは体内に潜伏し、通常は免疫力によって制御されています。
しかし、ストレスや加齢などが原因で免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化し、帯状疱疹が発症する可能性が高まります。

そのため、代謝を促進し免疫力を高めることが予防に役立ちます。
鍼や電気施術を通じて代謝を活性化し、免疫力を向上させることができます。

また、猫背など普段の姿勢が悪いと代謝が低下することがありますので、姿勢矯正施術を受けることで、病気や帯状疱疹に対する予防ができます。

帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか

帯状疱疹の発疹や水ぶくれなどは自然治癒することもありますが、施術を受けないまま放置すると、悪化する可能性があります。
症状が進行すると、頭痛や39℃以上の発熱などの全身症状が現れることがあります。
特に首から上の帯状疱疹は、重症の場合、失明や顔面麻痺、難聴などの合併症を引き起こす可能性があります。

帯状疱疹が顔の周りに現れた場合、目の症状を伴うことがあり、角膜炎や結膜炎、ぶどう膜炎などが発生し、視力低下や失明のリスクが高まります。
また、ラムゼイ・ハント症候群として知られる合併症が起こると、めまい、耳鳴り、難聴などの症状が生じることがあります。

帯状疱疹後の軽減方法

帯状疱疹の施術の中心は、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。発疹が出てから72時間以内に飲みはじめることが望ましいといわれています。
しかし、発疹が出てから2日以内に医療機関を受診する患者さんは少ないのが現状です。発疹に気付いたら、できる限り早く医師の診察を受けてください。

抗ウイルス薬を適切に服用することで、体内のウイルス量が減少し、症状は次第に軽減します。
効果が得られない場合でも、勝手に薬を中断せず、医師の指示通りに服用することが非常に重要です。
また、痛みが強い場合、鎮痛薬や抗うつ薬も併用されることがあります。

帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

当院では、帯状疱疹の軽減に効果的な施術メニューとして、鍼施術とEMS電気施術を提供しています。

帯状疱疹は加齢やストレスによって免疫力が低下しやすく、その免疫力の向上が重要です。鍼施術を受けることで、免疫力を高めることができます。
また、帯状疱疹はしばしば痛みを伴いますが、EMS電気施術によって痛みの早期軽減を促進できます。

鍼による刺激は、血中の白血球を増加させて生体防御機能を向上させる効果があり、身体全体の免疫機能を活性化させると考えられています。さらに、鍼施術は生体機能の調整と血行促進作用の効果も期待できます。

一方、EMS電気施術は筋肉を活性化し、血液やリンパの循環を促進させ、身体の修復を早めてくれます。また、電気施術には筋力アップ、ダイエット、シェイプアップ、姿勢改善などの効果も期待されます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

鍼刺激を行うことにより、血中の白血球が増加し、生体防御機能が高まり、身体全体の免疫機能が活性化されると考えられています。
また、EMS電気施術を用いることで筋肉を動かすことができ、血液やリンパの循環が促進され、身体の修復を早めてくれます。

鍼には他にも多くの効果を期待できます。
生体機能調整作用により、痛みやけいれんなどが起きている箇所を刺激し、その高まっている状態を抑える働きがあります。痺れや運動麻痺などの症状に対しても、鍼刺激を行うことで生体機能を活発にすることができます。

軽減するために必要な施術頻度は?

EMS電気施術を用いて痛みを軽減するためには、週に2回~3回の施術が必要となります。

一方、鍼施術によって免疫力を高めるためには、週に1回の施術を受け、その後3ヶ月ごとに経過を診察していくことで、免疫力を持続的に高めていくことができます。

帯状疱疹はウィルスによって引き起こされるため完全な治療は難しい場合もありますが、症状の軽減や管理を目指した施術を行っていきます。