巻き肩


こんなお悩みはありませんか?
怪我をした覚えはないのに、頚や肩、腰が痛みやすい
肩こりが続いて、頭痛も感じることがある
目を長時間使っていないのに、眼精疲労が溜まっている気がする
腰が痛いのに、脚までしびれを感じることがある
姿勢が悪いだけで、膝の痛みも出てきてしまう
凝っている部分を指圧すると、施術後に凝りが楽になることがある
筋肉が硬くなっている時、その付着部を指圧すると筋肉の伸縮が良くなる
普通に寝ただけなのに、朝起きた時に腰が痛くなっている
巻き肩について知っておくべきこと
巻き肩とは、肩甲骨が外側に開くだけでなく、それに伴い様々な症状が現れる状態です。
まず、肩甲骨が開くことで背中のラインが丸まり、前側の小胸筋や大胸筋が縮んでしまいます。その結果、肩の可動域が狭くなり、肩の外転や挙上の動きに影響を及ぼしやすくなります。
次に、背中のラインが丸まることで、首も前にかがみがちになります。頭の重さが全て首の後ろにある僧帽筋、肩甲挙筋、小菱形筋、大菱形筋に負担をかけ、これらの筋肉が緊張し張った状態が続きます。そのため、肩こりの原因にもなってしまいます。
このように、背中のラインが丸まることで、一か所だけでなく他の部位にも影響が及ぶ可能性があります。
症状の現れ方は?
巻き肩による症状は、主に頭痛やしびれ、肩の可動域制限、首や肩周りの筋肉の硬直、骨盤の歪みなどが挙げられます。
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、首が前かがみの姿勢になりやすくなります。その結果、首から肩甲骨にかけてつながる僧帽筋、肩甲挙筋、小菱形筋、大菱形筋が硬くなってしまいます。さらに、首から腕に伸びる腕神経叢が圧迫されることで、しびれを感じる場合もあります。
また、首や肩の筋肉のこりが強くなることで、緊張型頭痛が生じ、後頭部に痛みを感じることもあります。
さらに、長時間の運転も注意が必要です。多くの方は良い姿勢を保ちながら運転することが難しく、猫背のような姿勢になりがちです。そのため、腰椎の一か所に負荷が集中しやすくなり、腰痛の原因になることもあります。
その他の原因は?
姿勢が悪くなる原因は、単に姿勢の問題だけでなく、仕事によるデスクワークで無意識に前かがみになってしまうことや、長時間のスマートフォンの使用にもつながっています。特に現代のネットワーク社会では、座って仕事をする時間が多くなるため、どうしても背中が丸まり、首が前かがみの姿勢になりやすいのです。
また、小さい頃からあまり体を動かすことが好きでない方や、休日に長時間ゲームをして過ごす子どもは、姿勢が悪くなりやすいだけでなく、下半身の筋力低下にもつながりやすいです。筋力が低下すると筋肉が固まりやすくなり、その影響で骨盤が前傾や後傾の状態になってしまいます。これが猫背を助長するだけでなく、腰痛にもつながりやすくなってしまいます。
巻き肩を放置するとどうなる?
巻き肩を放置すると、猫背や首・肩のこりが生じ、それが頭痛の原因となることがあります。巻き肩になると、前側の胸筋が縮まりやすくなり、肩の可動域にも影響が出やすくなります。猫背を放置すると、横から見ると背中のラインが丸まり、首も前かがみになってストレートネックになることがあります。
背中が丸まることで脊柱起立筋が常に緊張状態となり、背中や腰に痛みが出ることもあります。実は頭の重さは約6キログラムあり、首が30度前に傾くと約3倍、60度前に傾くと約7倍もの負担がかかります。
この負担により、首が前かがみになることで肩甲挙筋や小・大菱形筋が常に引っ張られ緊張状態が続きます。その結果、肩こりが起こり、首や肩につながる筋肉にも影響を与え、緊張型頭痛が起こりやすくなると考えられます。
肩の可動域を広げるためには、指圧や肩甲骨はがしによって胸筋を伸ばすことが大切で、肩こりの予防にもつながります。
当院では、こうした症状の軽減を目指して、猫背矯正、肩甲骨はがし、ドライヘッドスパの施術をご用意しております。
当院の施術方法について
当院では、矯正施術・肩に特化した肩甲骨はがし・猫背矯正といった施術内容をご用意しております。
矯正施術については、主に骨格にアプローチを行います。巻き肩の強い患者様に共通して見られるのは、肩甲骨が外側に開いてしまう傾向が非常に強いことです。そのため、まず肩甲骨の正しい位置を確認し、また背中の筋肉である広背筋にストレッチをかけながら、本来の姿勢に近づけるよう施術を進めていきます。
この施術は当院のメニューの中でも、最も多くの方に受けていただいている内容です。巻き肩になると姿勢の乱れだけでなく、呼吸が浅くなることにも影響を及ぼすため、初回のカウンセリング時に写真を撮影し、継続的にお身体の状態を確認しながら施術を行ってまいります。
軽減していく上でのポイント
まずは、現在のお身体の状態に気づくことが大切です。施術によってお身体を整えていくことも重要ですが、ご自身で行うセルフケアも非常に大切になってきます。
巻き肩になると、肩の前側の筋肉が収縮(縮む)してしまいます。そのため、その縮んだ筋肉を伸ばすストレッチが効果的であり、比較的取り組みやすい方法です。特に大胸筋や首の動きに関わる部分が硬くなりやすく、巻き肩によって頭の位置が前方に出やすくなります。これは一般的に「ストレートネック」と呼ばれる状態です。
そのため、頸部の筋肉の中でも胸鎖乳突筋のストレッチを行うことが簡単で取り組みやすいセルフケアと考えられます。