骨盤の歪み｜倉敷インター接骨院

骨盤の歪みと聞くと、「高いか低いか」という感覚を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。これらの点も、骨盤や腰の状態を良好に保つためには大切な要素です。

そのほかにも、「骨盤の広がり」といった言葉を耳にされたことはありますか。特に女性に多く見られ、時期としては出産前後に身体の変化を感じる患者様が多くいらっしゃいます。出産の際にはホルモンの影響を受けやすい状態になるため、一般的に「骨盤が緩んでいる気がする」といったお声をいただくこともございます。

また、骨盤の歪みに加えて、背骨の歪み（反り腰や猫背）によっても、痛みが発生することがあります。

急性的な状態と慢性的な状態がありますが、今回は「痛み」と「姿勢」に焦点を当ててお話しさせていただきます。

学生や社会人を問わず、肩こりや腰の痛みを感じる方は非常に多くいらっしゃいます。その方によって、同じような痛みであっても、痛みの出る場所や感じ方には違いが出てきます。痛みの頻度や日常生活における支障の程度も、人それぞれ異なります。骨盤の歪みに関しても同様で、お悩みの期間や気づいた時期には個人差があります。

現れ方としては、鏡を見たときに「腰が反っているように感じる」、あるいは周囲の方から「猫背が強い」「姿勢が悪い」などと言われて気づかれる方も多いのではないでしょうか。このように、日常生活の中で少しずつ骨盤や背骨に歪みや傾きが出てくることは少なくありません。

それ以外で申し上げますと、慢性的な肩こりや腰痛、または産後に起こるケースも多く見られます。

腰の痛みに関しては、腰をひねった際に痛みが出る方や、前屈・後屈（天井を見るような動作）で痛みを訴えられる患者様も多くいらっしゃいます。簡単にご説明いたしますと、筋肉は関節（骨）につながっており、筋肉が緊張すると関節の動きにも影響が出やすくなります。

産後に関しては、出産時に筋肉が一気にゆるみを生じます。これは産道を広げるために起きる生理的な現象で、『リラキシン』というホルモンの影響によるものです。それに伴い筋力の低下が起こり、筋肉や靭帯がゆるくなることで、骨盤の安定性が低下し、姿勢にも影響が出やすくなります。

骨盤の歪みを放置すると、「全体的な姿勢」や「腰の痛みの軽減が難しい・痛みが戻りやすい」といった状態につながる可能性があります。

多くの方が腰の痛みに対して、一度マッサージを受けた際に「楽になった」と感じることがあるかと思います。しかし、その後しばらくしてから痛みが再発しやすく、繰り返してしまうという感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか。これは簡単に言えば、痛みが戻りやすく、慢性化しやすいということです。また、痛みは脳が刺激を受けて「記憶する」ような性質もあると言われています。

さらに、骨盤の歪みは骨盤だけにとどまらず、全身の姿勢に影響を及ぼしてしまうこともあります。たとえば、背骨の丸みや重心の不安定さが生じ、日常生活では長時間座っていることがつらく感じるようになる場合もあります。その結果、急性的な症状が誘発されやすい状態につながる可能性があります。

当院では、姿勢の軽減が期待できる施術として「矯正」を行っております。耳にされたことのある方も多いのではないでしょうか。

骨盤だけでなく、全身の姿勢に対してアプローチを行い、腰だけにとらわれることなく、痛みを誘発しにくいお身体を目指して施術を行っております。もう一度、ご自身のお身体と向き合っていただくために、丁寧に施術を進めてまいります。

ただ「矯正」といっても、一律の内容ではなく、患者様の状態や症状に合わせた内容となっております。これらは「関節へのアプローチ」となり、根底には筋肉と関節のバランスを整える目的がございます。そのため、指圧（筋肉を緩める）といった施術も組み合わせて行っております。

改善に向けてですが、まずは「今のお身体がどうなっているのか」「なぜ痛みが起きてくるのか」を患者様に知っていただき、セルフケアを行っていただくことが最も重要です。

検査に関しては、当院でのカウンセリングの際に行っております。セルフケアとしては、骨盤に対して行う下半身のストレッチ、特に「腸腰筋ストレッチ」をおすすめしております。

腸腰筋は股関節の付け根に位置する筋肉で、骨盤を安定させる役割を担っています。骨盤を囲うように付いている筋肉のため、腰の不調を感じる方には、このストレッチを日々の予防として取り入れていただくと、痛みの軽減が期待できます。

歪みなどに関しては、一緒に解決を目指すため、カウンセリングから施術までしっかりとサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。