悩みタイトル

階段の上り下り、特に下りるときに膝の痛みが出てくる
歩いているとき・特に歩き始めや午前中に膝の痛みが出てくる
O脚が特に気になり、最近膝に違和感を覚えることが多くなった
整形外科を受診して変形性膝関節症と診断された
膝のこわばりが気になりだした
正座やしゃがみ込みなどの膝を深く曲げる動作が困難となり、痛みや曲がらないという悩みが出てきた
直接床に座る・布団で寝る・和式トイレを使用するなどといった日常生活が困難になってきた

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性膝関節症は中年以降の女性に多く見られる疾患で、加齢とともに関節軟骨が減少することが主な原因となります。
初期段階ではわずかな軟骨の減少しか確認できないものの、時間とともにその症状は進行し、膝の痛みや変形を引き起こす可能性が高まります。

放っておくと進行していく疾患であるため、膝の状態が悪化しないように生活習慣の見直しや、膝の周りを鍛える運動が必要不可欠となります。しかし、膝の痛みがある場合、運動に満足に取り組めないため、痛みの軽減を図るための薬の服用や、整骨院、鍼灸院などの専門施設を利用することをおすすめします。

痛みや変形の進行を防ぐためにも定期的な健康管理と適切なケアが必要ですので、早めの対応を心がけてください。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症は、KL分類という診断基準で現在の状態を判断することが可能です。

初期段階(Ⅰ度)では骨棘が形成され始め、軟骨が硬化してきます。続く初期段階(Ⅱ度)に入ると、関節間の若干の狭窄や膝のこわばりが感じられるようになります。
進行段階(Ⅲ度)になると、関節間の狭窄が半分以上となり、膝を深く曲げた際や朝の動き始めに痛みが表れることが増えます。
最も進行した末期(Ⅳ度)では、関節間の狭窄が大きく、骨棘の形成や骨の変形が顕著になります。この段階では日常生活動作が痛みにより制約されることが多くなります。

このような痛みや動きの制約が生じた場合、人工関節の置換手術の検討が必要になることが考えられます。早期の段階での対応が将来的な症状の進行を遅らせることに繋がるため、定期的な検診や適切な対策が求められます。

変形性膝関節症の軽減方法

接骨院では、変形性膝関節症の方々へのアプローチとして、筋肉の血液循環を促進し、痛みの軽減や可動域の向上を目指しkます。主な施術内容は、手技による筋肉の刺激やストレッチなどとなります。

膝への直接的な対応に加えて、姿勢や歩行の見直しを通じて膝への負担を軽くする施術も行われています。このような接骨院の施術により日常生活の不便さが軽くなることが期待され、変形性膝関節症の運動療法への取り組みも容易になります。

ただし、変形した関節を本来の形に戻すことや、すり減った軟骨を再生させることはできません。また、変形性膝関節症に対しての施術は健康保険が適応されず、全額自己負担になるため注意が必要です。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

変形性膝関節症の症状の軽減には、症状の進行度に応じて施術のメニューを適宜調整する必要があります。

疑い・初期の段階であれば「全身矯正」や「下半身矯正」といった関節に対しての施術を行うことで、狭くなった関節の間を広くしていくことが期待できます。

進行期に入ってくると可動域の制限がかなり進行してくるため、「ストレッチ」や「矯正」で可動域を広げることによって可動域の確保・痛みの軽減が期待できます。

末期になってくると、矯正やストレッチを行うと、できてしまった骨棘が関節を傷つけてしまう可能性が出てしまいます。そのため、「EMS」という電気を使った施術を行うことで膝の周りの筋肉を弛緩し、痛みを軽減させます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

変形性膝関節症の進行を遅らせることが最も重要です。

初期段階では関節に対する施術が行えるため、こわばりの軽減が期待できます。

進行期に進むと痛みが頻繁に発生することがありますが、関節の可動域を確保することでその痛みを軽減することが期待できます。

末期に近づくと人工関節の手術を避けるための施術が中心となりますが、日常生活における膝の痛みを和らげる効果が期待できます。

変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

変形性膝関節症の進行度合いによっては、施術後の関節の状態が一週間経つと元の状態に戻ると言われています。そのため、理想は週に複数回、最低でも週に1回以上の施術を行うことをおすすめします。

必要な期間に関しては、人間の細胞周期が3ヶ月ごとになってきますので最低でも3ヶ月以上の施術をオススメします。

定期的な施術により膝関節の負担を軽減し、日常生活の質の向上を目指しましょう。