自律神経
自律神経失調症には4つの症状があります。
①生まれつき型
②ストレス型
③神経過敏型
④完璧主義型
まず、自律神経とは?
自律神経は自身の身体に働く組織になります。
それは無関係に働き組織に分布する神経系になります。 呼吸や代謝、消化、循環など生きる活動の調節を休まず活動している神経になります。自律神経のバランスが乱れると身体の一部が痛んだり、精神的に落ち込む様な症状が現れる場合があります。 人それぞれで一部の症状が出たり出なかったり消えたりする場合もあります。 その様な場合は心身両面から治療を行う必要があります。
かと言って、自律神経失調症の症状がわからない方に冒頭でもありました4つの症状を説明致します。
生まれつき型
・生まれつき自律神経の働きが乱れやすく、低血圧だったり虚弱体質に多いです。
ストレス型
・日常生活のストレスを我慢して無理に抑え込んでいる方です。 このストレス型が最も多く見られます。症状も様々になります。
神経過敏型
・こちらは心理的な問題ですが、多い人にみられるのが自身の体の不調が分かり易く、思考がマイナス思考で神経過敏の人に多いです。
完璧主義型
・慢性的な疲労が溜まりに溜まって発症するうつです。 几帳面で完璧主義の人に多く、正義感が強い人にも多いです。
この4つのうち、当てはまりそうな方は一度病院への受診をお勧めします。
自律神経失調症に対する当院の考え
当院では自律神経失調症の患者様に症状改善に努めております。
注目したのが、鍼治療になります。
都内の病院と鍼灸治療院での共同研究によりうつ病と双極性障害の治療に鍼治療が症状の軽減に有用であることが証明され、論文の発表となりました。
この事に着目し、自律神経失調症の改善には鍼灸治療を行い、交感神経(活動する神経と言われています。私達の身体の動きを活発にしている神経です。)を緩めて、副交感神経(休む神経と言われています。身体を落ち着かせる時に活発になります。)を高める作用があります。自律神経失調症にも一定の効果が期待できます。
鍼治療以外にも体質や性格、生活環境といったことについて話し合って症状改善を目指しています。
当院では、身体の不調からメンタル面までアプローチが出来るオリジナル治療があります。
「全調整鍼」です。
この全調整鍼(ぜんちょうせいしん)とは全身の気の流れを整え、病院でも原因がわからない症状まで幅広くに治療を行えることができます。
詳しくは下へまたお書きするので、ご安心下さい。
自律神経(活発になる神経)の働きが鈍い方にも効果的な治療になりますので、お悩みの症状がある方や、治療しても変化が出にくい方にぜひ当院へお越し下さい。
自律神経の不調を放っておくとどうなるのか
自律神経失調症を放っておくと交感神経と副交感神経の分泌のバランスがさらに崩れてしまい正しくないタイミングでどちらかの神経が優位になってしまいその結果色々な症状が出てきてしまいます。
自律神経失調症は循環器の心臓では動悸が激しくなってしまったり、肺では呼吸が息苦しくなってしまうことがあります。
他にも消化器では吐き気、下痢、便秘などに繋がってしまいます。また感覚器では目の乾き、疲れ耳鳴りやめまいがすることもあります。
体調面では立ちくらみ、微熱、冷え、倦怠感、脱力感、多汗、生理不順になることもあります。
さらに精神面では不眠、集中力の低下、気力の低下、情緒が不安定になってしまうこともあります。
自律神経失調症を放っておいていまうとこれらの症状が出始めたりもともとあった症状がより顕著に出始めてしまったりしてしまいます。
当院の自律神経に対する施術とは
当院では鍼治療で自律神経の乱れを治療できます。鍼治療と聞くと五十肩やぎっくり腰などの際に痛みをとったり筋肉を柔らかくする為にやったことがある人が多いのではないでしょうか?
今からお伝えする鍼治療は全調整鍼といって、東洋医学的に考えられたものです。全身を流れている「気」や「血」、また「臓腑」の不調がどこなのかをお腹をおす腹診をもちいって調べます。
「気」がなければ元気がなくなり情緒不安定になったり倦怠感がでやすくなります。
「血」がなければめまいがおこったり、動機がおこったりしてしまいます。
「臓腑」はそれぞれありますがイライラしたり、便秘や下痢、鬱のような症状などさまざまな問題を引き起こします。
この治療をすると交感神経や副交感神経が正常な動きができるようになるので症状がおさまっていきます
その施術を受けるとどう軽減するのか
今、ご紹介した治療をして頂くと精神的ストレスの不均衡から出現していた痛み、張り感、躁鬱感などの症状の改善はもちろん、気分も落ち着いてくるので自然とお顔の晴れた状態になります。
また、治療の効果から自律神経の乱れがなくなるので交感神経、副交感神経の関係を調節できるようになるので仕事やスポーツ、日常生活までも快適に過ごせること間違いなしです!
ただし、一回効果から全て治ると言うわけでもなくまた辛くなって来る場合もありますそんなときには、自分でのセルフケアをご紹介致します。
・生活習慣
規則正しい生活を送ることにより自律神経のバランスを整えることができます。就寝、起床の時刻を一定に保つことで生活リズムも良くなっていき、日光を浴びることで1日の始まりを身体に刺激をいれることで目も冴えるようになります。
食事も3食しっかり食べることをおすすめします。特に朝食は1日の始まりなので必ずとるようにしましょう。
施術頻度はどのくらいか
自律神経の治療では1週間に1回の治療が一般的です。ただし症状が強い場合は症状が戻りやすく週1回のペースだとまた元に戻ってしまった状態から少し良くなるといったことの繰り返しになってしまいます。1週間に2~3回のペースにすることで良くなったところからあまり戻らない状態で2回目3回目の治療をすることができるため早期の症状改善が見込めるため1週間に2〜3回必要なこともあります。自律神経の治療が終了すると、症状がまた出ることがないように、ほとんどの方が体調管理として3~4週間に1回の治療を受けています。
自律神経関連でよくある質問と回答①
Q.自律神経失調症を良くする施術はありますか?
A.はい。”全調整鍼”という施術があります。
こちらの施術は一回の施術を『本治法』と『標治法』の二つの工程に分けて行います。
『本治法』は、患者様の症状をカウンセリング後、腹診などの東洋医学的検査を用いて五臓(肝・心・脾・肺・腎)のどこに負担が来ているのか、そして何に影響を与えているのかを明らかにします。
その後、負担が来ている臓器に関連する経穴に鍼で刺激を与えていきます。『標治法』は本治法後に実際に身体に症状が出ている部分に直接刺激を与えていきます。
全調整鍼は心と体を予防するだけでなく効果が長く続く持続性があるため、自律神経を整えるのにお勧めです。
自律神経関連でよくある質問と回答②
Q.自律神経が乱れるのはなぜですか?
A.日常生活から考えられるものとしては、人間関係や仕事のプレッシャーなどの悩みや不安による精神的なストレス、過労、事故、怪我、さらには音や光、温度など自身を取り巻く環境や状況によって乱れることがあります。そのストレスが過剰になると、交感神経と副交感神経のバランス、つまり自律神経のバランスが乱れます。
自律神経が乱れることで起きる症状としては、不安や緊張感が高まり、吐き気や多汗、全身のだるさ、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまいや不眠など、様々な症状が見られます。
自律神経関連でよくある質問と回答③
Q.全身矯正をすると自律神経は整えられますか。
A.はい。軽減が期待できます。
自律神経の乱れの大きな要因の一つに血行不全というものがあります。
まず最初に『なぜ血行不全を起こすのか』というと筋肉が硬くなることで血管を圧迫したり、筋肉や血管のねじれにより血流を阻害してしまうことが挙げられます。
全身矯正をすることにより筋肉のねじれや骨格を元に戻してあげることによって血管のねじれも戻すことができます。血液の通り道を作るのもちろん、血流を促してあげることができるので、自律神経を整えながら乱れにくい身体作りをしていくことが期待できます。
自律神経関連でよくある質問と回答④
Q.病院では何もないと言われたのですが、症状は出てくるものなのですか?
A.自律神経とは、体のあらゆる場所や臓器の活動やリラックスのバランスを整える神経で、いわば「アクセル(交感神経)」と「ブレーキ(副交感神経)」の調整役割を担っています。
「アクセル」と「ブレーキ」そのものが動かなくなったような特別な神経疾患の事を指すのではなく、自律神経失調症とは体や心の神経が日々「アクセル」が踏みすぎる時があったり「ブレーキ」が効きすぎたりしてしまう時もあるために、その結果として体や心の症状が出やすくなる状態になり、検査をしても何の異常もないと言われることがあるのです。
自律神経関連でよくある質問と回答⑤
Q.不眠で悩んでいるのですが、それは自律神経の関係があるのですか?
A.はい。関係することが考えられます。
不眠には「入眠障害」「熟眠障害」「中途覚醒」「早期覚醒」の四種類があります。
睡眠時に起きるレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すことで気持ちよく起きることができるのですが、自律神経が乱れ交感神経が優位(ストレス過多による過緊張)の状態が続くと不眠へとつながります。交感神経が優位になると筋緊張が入ってしまうので、逆に筋肉を緩めて副交感神経を優位にすることで睡眠導入をスムーズになり、不眠の症状も軽減されていくことが期待されます。